自立というものに憧れている。経済的にも、社会的にも一人で立ちたい。
よく「人は一人じゃ生きられない」なんて陳腐なフレーズをあちこちで見かけるのだが、
その都度反駁したい気持ちにかられる。

人は一人で生きられる。
社会や武骨な矜持に括らない限りは。ただ、複数で固まった方が効率が良い。仕事なんてそれの最たるもの。ヒエラルキーを確立して、仕事一つを微塵の如く細分化し、オマケに「系列」や「カルテル」なんぞを組み、最効率化を目指す。ただ、その生存競争の中で淘汰されてしまう事を生の終わりと言うのならば、その言葉は何処か正しいのかもしれない。
広義の自炊自立にまで言及されると返す言葉に詰まる。こうして手にある携帯電話も、腰掛けている椅子も、人工物だ。その事実を認められないだけかもしれない。守られた環境に居ながらしてこうのさばる事は、パンのかわりにお菓子を食べよと言い放つ事に外ならないのかもしれない。ただの若気の至りであるのか。
それでも尚、可能な限りの範囲で自立を勝ち取りたい気持ちは抑えられない。思うに、「そう思う」事は出来るのだ。「自立している」と。「他人の手は借りていない」と。金銭的な自由、或いは多少の不自由を感受する気概さえあれば、気持ちの上でのソレは可能であると考える。そこを目指そう。結論はいつだって出ている。考えるのはいつもそのつじつま合わせなんだ。どこまでも合理的である。たまにそぐわない事もする。しかし大方はそれだ。今回も、いつもと同じように線路を開拓しただけか。そうか、そうだ。正当化を続けよう

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